仕事をするうえで必要なもの

ネットワークは、ネットワークシステムの上にコンピューターシステムを構築し、給与システムや人事システムなどの業務アプリケーションを実行している。
ネットワークエンジニアは、ネットワーク構造の最下部にあたるネットワークシステムの設計や構築、運用や保守を担う仕事だ。
経験の浅いネットワークエンジニアは、ネットワークシステムの運用と保守を任されることが多い。
そのために必要なスキルの1つは、サーバーやネットワークシステムといったITに関する広範な基礎知識だ。
運用システムの設定内容を理解して設定したり、監視ツールを使いこなしたりなど、運用ツールを利用するスキルも必要と言えるだろう。
また、ネットワークシステムの設計や構築をするには、クライアントが求めるシステム構築のための要件定義ができる論理的思考も必要だ。
論理的思考は、システムのトラブルシューティングにも求められ、ネットワークエンジニアとしての経験の積み重ねによって培える。
若手は、担当する仕事にきちんと対応していくことが経験となるだろう。
10年以上のキャリアを持つネットワークエンジニアは、ネットワーク機器を使って環境を構築したり、自分で設計したシステムを構築したりした経験があるはずだ。
さらに、リーダーやプロジェクトマネージャーになる機会もある。
海外拠点を結ぶような大規模なネットワークシステムに対応するためのマクロな視点と、プロジェクトをマネージメントするスキルも求められるのだ。